今年3月から、ガラス工芸を習い始めました。吹きガラスから始め、色々と挑戦し、
最終的には商品化したいと考えています。
この夏は、酷暑と言われる中、時として50度近くになる工房で格闘していました。
8月は講習はお休みだったのですが、炉をレンタルして、自由作品がつくれます。
そこで、レンタルの予約を入れて、初めて一人で作品を作ってみようと思いました。
吹きガラスは、基本的にパートナーがいないと難しいので、ポンテと言う竿にガラスを巻き取り、細工をしました。
ガラスの林檎のペーパーウエイトです。
これは、写真を撮る角度をうまくしているので、綺麗に見えますが、かなり歪んでいます。
まだ、まだ、だなーと・・・でも、とても練習になりました。
オーナーいわく、うまく作れずに歪んだ物は、『癒し系』だそうです。
偶然に歪んだものを、決してこれもアートだとは言いません。ですから、「癒し系だね」と、
言われたら、まあ、だれて、ゆるい感覚と言う事ですかね。
偶然に適当にできたものを、アートと言う場合がありますが、ガラスに関しては、
それをアートとは言えない理由が、制作すればわかります。
だれて、ゆるい、歪んだ作品は、へたな証拠だと、痛い程わかるのです。
この林檎は間違いなく『癒し系』です。まだまだ、道は長いと覚悟しながら、少しでも
工房が涼しくなるのを祈る今日この頃です。