実は、昨年末、進駐軍のドレスメーカーというすごい経歴を持つ祖母が亡くなりました。
私は子供の頃、祖母を見てはデザイナーになりたいと、思ったものです。
祖母は、よく、リカちゃん人形のドレスを作ってくれました。
傍らで、私もそれなりに、なんとか見よう見まねでドレスを作りました。
そんな祖母はもういませんが、その代わりと言うか、私にはなんと、5人の姪がいます。
2人はオーストラリアにいるイギリス人とのハーフですが、日本にいる3人は、純粋な日本の女の子です。
昨年の事ですが、日本の姪の家に遊びに行った時、シルバニアファミリーで、パーティーごっこをしていたのですが、ドレスが無いので、リカちゃんのを着せていて、ぶかぶかでした。(笑)
で、私がドレスを作ってあげる約束をしてしまったのです。
それが悲劇の始まり。
右は『ショコラウサギのお母さん』左は『ちわわのお母さん』なのですが、小さい上に、完全に動物のスタイルなので、
いくら型紙を起こしても、うまく行かず、厚みのある生地もだめで、ピンクの着物用シルクの裏地、
そして白いチュールとレースにまでたどり着き、何日もかかり、体ががちがちになり、やっと出来上がりました。
後ろにはホックも付いています。しっぽがあるので、しっぽが出る穴もあります。
アクセサリーにも苦労しました。
シルバニアファミリーは本当に可愛くて、見ていると全部欲しくなり、ついつい買ってしまい、
姪にあげるのですが、ドレスはもう作りません。
でも、見て下さい。本当に可愛くて、癒されるでしょう?本当は、シルバニア共和国を家に作りたいくらいなんです。