セントメアリー大聖堂の十字架

もうすぐ、クリスマスです。
私はクリスチャンですが、ロザリオの名前とは裏腹に、
実は典型的、アメリカのプロテスタントです。
もう、考え方、生きる姿勢が、きっとプロテスタントなのであろうと、
すぐにわかると言われます。
数年前まで、妹のファミリーは、オーストラリアのシドニーに住んでいました。
今は、ケアンズに居ます。
シドニー在住中も、何度か訪れましたが、そこには、
セントメアリー大聖堂があります。
彼女達がケアンズへ引っ越す時、最後に、セントメアリー大聖堂で美しい十字架を見付け、
私の為に買ってくれました。そして、誕生日にプレゼントしてくれたのです。

これが、その十字架です。七宝焼きの様です。ストーンの装飾が美しく、
大変手が込んでいます。
今年はイタリアへ行ったので、色々なアートを見ましたが、
やはり心に残る物は、キリスト教関係のものでした。ヨーロッパの歴史の中で、
大作と言われるアートには、神にささげた物が多いのが現実です。
神秘的で、美しい物とは、神性を表現した物になるのだなと、つくづく感じました。
最後は神にささげる物を作る。それは、完全無欠な最高の美に対する、
永遠の憧れと重なるのかもしれません。
私はこの人生の最後の時まで、誰もが目が離せなくなり、崇めたくなるような、
美しい物を作る事に、エネルギーを費やそうと思います。