2020年に入り、一月は、早速沢山のガラス展示が催されていました。
中でも、気になる展示を、2件見に行きました。
先ずは、彩でよくお会いする木所さん
。
麻布のギャラリーでの展示でした。とても華やかで美しく、外国の方に受けるだろうと思っていたところ、
やはり、外国の方が立ち寄られて、お求めになっていました。
場所も良く、賑やかな表通りの角地なので、人目を引きやすい作品ですから、盛況でした。
続いては、彩でお会いするとても若い作家さん長谷川さんと、彩で酸素バーナーの先生をしていらっしゃる樫田先生。
赤坂のギャラリーで二人展でした。
長谷川さんは、女性ですが、身長が180cmもあり、大物作品が多いです。
ダイナミックながら、どこかゴシック的な要素があり、私と話が合うので、あまりお会いできませんが仲良しです。
樫田さんは、男性とは思えないほど繊細で、でも、やはり少しゴシック的。
年末の彩の忘年会では、お二人がワイン好きで、ワインマニアの私と盛り上がりました。
今回拝見した3人の方達に共通していることは、ずばりエロスです。
木所さんは、あまり派手だと食器としては不向きになるので難しいとおっしゃいましたが、
食器は食器屋さんへ行った方が、安くて良い物があります。思う存分表現して、
耽美派のエロスを刺激する物がよろしいかと思います。
日本においては、茶の湯の文化が根付いていて、茶器の評価が大変高いのですが、
これはお茶の世界独特のもので、使って眺めるというのは、芸術品では珍しいことです。
私の中の芸術は、眺める景色であり、また、その作品の向こうに、更に景色が見えてくる物です。
全ては、絵なのです。
エロスの話ですが、ヴィーナスは、愛と美の女神。エロスと美しさは表裏一体です。
そして、その女神は裸と決まっています。イタリアの美術館巡りで思った事は、なんと裸が多いことか。
愛しい人を想う時と同じくらい、愛しいと想える作品だったら最高です。
投機目的で買うコレクターは、高値ならばすぐに手放しますが、死んでも放したくない作品になりたい。
いくら払っても欲しい作品になりたい。
そう、私は使い勝手のの良い女ではない。使うのには向いていなくても、どうしても目の放せない、
愛される女でいたいと想うのです(笑)
来週早々目の手術で少しの間入院しますが、その間、家事もなにもしなくて良いので、
思い切り作品のデザインをしようと想います。人生の休日です。